3月2回目の教室日は、とても暖かでよいお天気でした。
ですが、こんな日は、花粉症の人にとってはたいそう辛いようです。
「今日は花粉が多いから」とマスクをしている子が数名おりました。
これからしばらく大変だろうけど、がんばってね…!
さて、11月体験で入会した生徒さんも、入会から丸3ヶ月経ちました。
それまで、あまり変化が見られなかった子にも、大きな変化が訪れる時期です。
11月の入会時に、ひらがなが読めなかったAちゃん。
読めないうちは、大人が読んだ後について読みます。
読むというより「大きな声で言う」というカンジです。
そして、例えばたいこの絵を見て「たいこ」と何度も繰り返して言ううちに、イラストに添えられた文字が「『た』で『い』で『こ』」であると、憶えていきます。
Aちゃんはいつ頃読めるようになるかな…と思っていた、最近のある日のことです。
学習が終わってお迎えを待ちながら、Aちゃんが絵本を手にしていました。
それまで黙って「眺めている」だけだったのが、何やら小声でブツブツつぶやいています。
耳をダンボにしてみると、「あ」「り」など、憶えた文字を一生懸命音読していました。
そっと絵本を覗いてみると、確かにちゃんとその文字がありました。
「おお~、Aちゃんが、ひらがなを憶え始めたぞ!」心の中で、拍手喝采です。
いくつか文字を読めるようになると、「この字は『み』で、ここにみかんの絵があるから、次の字は『か』かな?」といった具合に推測することができるようになりますので、読める字の数はあっという間に増えていきます。
Aちゃんも、ここ数回の学習で、読める字が飛躍的に増加しました。
読めない時期はもどかしいですけれど、読めるようになる日は、やって来ます。
それは本当に、ある日突然訪れます。
それまであきらめずに、コツコツと続けることが大切です。
Aちゃん、本当によくがんばったね!