とても寒くなりました。
このところ、必ず誰かがお休みしています。
皆さん、ホントに身体に気を付けてね…☆
小3のA君。
数ヶ月前、自分でよく考えないうちにスタッフに質問に行くことが目立ったので「A君はスタッフに質問すること禁止。だだしどうしても質問したい場合は(特に厳しい指導をする)私まで」というルールを作りました。
私のところまで質問に行くのは面倒なのかそれとも怖いのか、ルール制定以来、A君はむやみに質問せずに自分でできるところは自分でやるようになりました。
そして本日。
「わかりません」私のところへ質問に来たA君。
「どの問題?」
「ここ」国語の問題です。
「じゃ、A君がわからない問題の文、全部読んでみて」
「問題が『〇〇が~したもの』で、答えが『~の□□と□』で、□□と□に字が入る」
「そうだね。何が聞かれてるかわかった?」
「ウン」
「そしたら、聞かれてることを考えながら、ここ(本文)読んでごらん。声に出して」
「〇〇は…」
A君は5行ほどの本文を読み始めました。
A君がわからないという問題の答えは、最後の行にあります。
A君が最後まで読み終わったとき、もう1回問題文を読んでごらん、と言おうとした途端、
「わかりました!」とA君の嬉しそうな声。
「すごいやん!先生、何も教えてないよ。ちゃんと読んだら自分でわかるやん!」
「へへ~」
「じゃ、全部直しておいで」
それから間もなく、全部100点になったプリントを「終わりました!」と手渡してくれたA君。
A君の質問ルールはまだ有効なので、全部自力で訂正したことになります。
「A君、今日、全部自分でやれたんやで?」
「ウン…あんな、先生」
「何?」
「…読んだら、わかるんやな」
「そうやで。そのことわかったことが、今日、一番大切なこと。よくわかったね!」
わからへん!もう一回読んでごらん?読んだし~!
過去、何度このやりとりをしたことでしょう。
そのプロセスを経て、『ちゃんと読むこと・ちゃんと読んだらわかること』にA君が自力でたどり着いたことは、本当に価値あることだと思います。
A君、よくがんばりました!