教室前、少し蒸し暑かったので、冷房を入れました。
真夏であれば教室が終わる時間までそのままですが、さすがにこの時期は日が落ちると少し寒くなります。
本格的な秋も間もなくですね…☆
「子どもの頃、もっと勉強しておけばよかった…」と思う大人は多いはず。
ですので、子どもたちに「子どもの頃、ちゃんと勉強しておいた方がいいよ」なんて、つい、言ってしまいます。
しかし子どもにはそんなことはわかりませんので、時にはちゃんとすることよりも、楽に終わらせることを考えてしまうことも。
教室でも時々、少し考えれば自分でできる問題を、何とか教えてもらって終わらせようとする子がいます。
しかしベテランのスタッフは、本当にわからないのか、それとも手を抜いているのか、瞬時に見分けます。
「わからへん」と言われても、「ここしっかり見て。わかるし」と上手にスルー。
勤務キャリアの浅いスタッフが「やさしそう」と見込まれて、質問者が集まることも。
小3のA君。
ここ数回、教えてもらって終わらせよう、という態度が目につきました。
「やさしそう」なスタッフが出勤して来るまで、プリントに手を付けないことも。
そこで本日は、「A君の質問は指導者へ」という取り決めに。
A君が質問に来ても、スタッフは「新井先生に聞いてね」としか言いません。
最初のうちは、隙を見てスタッフに教えてもらおうとタイミングを計っていたA君。
次第に、自分の作戦は通じないことを悟り、自分で考え出しました。
どうしてもわからないところだけ、渋々、私のところへ。
そしてついに、ほとんど自力で考え、すべてのプリントを100点にしました。
「ほら。ちゃんとできるやろ。A君が真面目にやったらちゃんとできるって、先生たち、みんな知ってんねん」
「ウン…」
「でも、自分でしっかり考えないようになると、できなくなってくるの。だから、自分の力でちゃんとやるの」
「ウン…」
「はい、これ、今日の宿題。今日の教室くらいしっかりやれば、宿題の直しも少なくなると思うよ。わかった?」
「はい!」
今まで聞いたことがないような、しっかりした返事でした。
きっと、自分にもできるって、思えたのでしょう。
A君、よくがんばったね。次もきっとできるよ…!
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