中3のA君は、現在、数学の高校教材を学習中。
かなり難しいところです。
「先生、ここ、わからん」と質問された場合には、準備していないと回答に手間取るため、A君の学習箇所については、自分も同じ問題を解いたり、以前解いたものを見直したり、と『予習』が必要です。

今日の学習予定は、因数分解のまとめ。かなり複雑な途中式が並びます。
「うわ~、難しいなあ…」と思いながら、教室を開ける前の時間に、何とか予習終了。

幼児さん・小学生の学習が次々と終了して、教室は7時過ぎ…
A君がやって来ました。

(今日、かなり難しいと思うけど、このテーマこれで終わりだから、がんばって!)
そう言いながらプリントを渡そう!と思っていた矢先…
「あのさ、今のところ、よくわかってないトコあるから、少し戻って復習する」

なんと。自ら復習を申し出たのです。

実際、とても複雑なところで、「二度と解きたくない」と思っても不思議ありません。
そこを、わかってないから、もう一回解く…
実に大変なことですが、自分の足りないところに気付き、どうしたらよいか自分で考える。
自分で伸びていける子って、こういう子なんだな~と思いました。
生徒の、こういう瞬間に立ち会えることは、本当にうれしいことです☆