日差しはまだまだ強いですが、ジメジメした空気からカラッとした空気に変わってきました。
あと少しで暑さも和らぐことでしょう。
みんな、それまでガンバレ…!

ひらがなも数字も全く知らない状態でくもんを始めた幼児さん。
最初はとにかく読む学習が中心で、運筆教材もそれほど難しくありません。
数ヶ月すると、ひらがなや数字をなぞり書きするようになり、また運筆教材も難しくなってきますので、プリントを100点にするために、「お直し」しなければならないことが増えてきます。
そうすると、次なる難関は、消しゴム!
消したいところだけ消す、というのは、幼児さんにとって、とても難しいことなのです!
しっかり力を入れてその上小さく動かすことは本当に難しい。
そのため、力が入りすぎて消さなくてもいいところまで消してしまったり、逆に、消し過ぎることを恐れて全然消せなかったり。
幼児さんの学習といえば「正しい持ち方」とか鉛筆の方にばかり目がいきがちですが、実は、消しゴムを上手に使えるようになるためには、かなりの訓練が必要なのです。

年長のA君。学習を始めた頃に比べると、消しゴムの使い方、かなり上手になりましたが、まだ思い通りに使える、というところまではいきません。
そのため、上手く消えないときには、「消してください」と、スタッフに消してもらうこともあります。
お直しが少し多くて不機嫌になると「消しといて!」と、少し乱暴な言い方をすることも。
そういうときには、「A君、『消しといて』じゃないよ?『消してください』だよ。ちゃんとお願いするんだよ」と注意します。
自分でも、よくなかったな、と気が付いたのでしょう、すぐに「消してください」とお願いしてました。
やってしまったことはよくないことだけれど、それをすぐに直せたことはとてもえらかったよ、と褒めてから、スタッフが消しゴムを手伝いました。
注意すると子どもがしょんぼりした顔をするので辛いですが、それ以上に嬉しいのは、注意を守ったことを褒めたときの、子どもの笑顔です。
これからも注意することはあると思いますが、最後にはみんなにっこり笑顔で帰る、そんな教室でありたいと思います。