「学習の流れ」編、いよいよ最終回です。

【学習終了~退室】
「その日に学習するプリント」がすべて100点になったら、学習終了です。
学習済みのプリントを指導者(教室を代表しているくもんの先生のこと)に渡します。
その際、「今日、学習したことは?」「約分。13でわるとか、難しかった」と、その日の内容を簡潔に振り返ります。
宿題を受け取って、忘れ物がないか確認して、退室します。寄り道しないで帰りましょう♪
おうちの方がお迎えに来てくれるひとは、本を読んだり、ジグソーパズルをしながら、静かに待ちます。
お迎えにきてくださったおうちの方には、「本日の学習の様子」や「今後の見通し」を手短にお伝えすることもあります。

【宿題】
公文式学習には宿題があります。この宿題は学校の宿題とは少し異なります。
金曜日に出された学校の宿題は、金曜日の下校後でも土曜日でも日曜日でも、いつやってもOKですよね。要は、月曜日に提出できればいいわけです。
くもんの宿題は「毎日、一定量」をする宿題です。
金曜日の教室で受け取った3日分の宿題を、土曜日1日でやってしまって、日曜日・月曜日はくもんをしない…ではダメで、毎日コツコツ学習することが大切なのです。毎日3分間歯磨きするのと、3日に1回だけ10分間歯磨きするのと、どちらが虫歯予防に効果的ですか?学習も同じことです。
そのかわり、風邪で高熱を出してしまった日などに、無理に宿題をする必要はありません。翌日に2日分する必要もありません。
「風邪をひいて熱が出たので、1日分できませんでした」と教室に持ってきてくれれば、それでよいのです。
このあたりが本当に難しいところで、特に、「学校方式」になれてからくもんを始めたお子様は、ついつい「次の教室までのどこかでまとめてやればいいや」になりがちです。
で、教室日の来室直前にやってきて、「疲れた~」という状態で教室学習をする、トホホなことも。
そこで、ここのところを保護者の方にご理解いただき、教室がない日におうちでくもんの宿題をする時間(朝、学校へ行く前とか夕食前など)を決めていただくことが、学習効果上、とても重要なのです。
(この時間を通称「くもんタイム」といいます。)
公文式学習は、使用する教材(プリント)がとてもよくできておりますので、週2回の教室で学習するだけでも、もちろんそれなりの効果は期待できます。
でも、それだけでは「もったいな~い☆」なのです!
毎日おうちで宿題をすることで学習効果を向上させるとともに、「物事をコツコツ継続する力」や「自主性」といった、『一生モノの良い習慣』も手に入れてほしいな、と思います。

さて、明日から12月。「終わりよければ…」と思えるように、がんばりましょう♪