10月の連休も終わり、季節はすっかり秋に。
日が暮れる時間が本当に早くなりました。
教室の行き帰り、気を付けてね…!

くもんのプリント、一部を除いて、「日付・名前・開始と終了時刻」を記入するのがルールです。
どうしてこのルールがあるのでしょうか?
かつては私も、『標準完成時間』で習熟度を見るから…という理由しかわからなかったので、「決められている学習ルールだから」という、説明になっていない説明しかできませんでした。
しかしながら、しばらくの間、教室運営をしてみると、日付・名前・時刻の記入がちゃんとできる生徒ほど、「教材が先に進む」「学習効果が高い」といったプラス面が多いことが、経験則でわかってきました。
で、(私が考える)その理由ですが…
 1,他人(自分以外)のルールに従うことができるようになる
学習とは、「めっちゃ賢い先人たち」が考えたルールを学ぶことです。なんでだろ?と思うことでも、まあやってみようか…と、他人の考えを受け入れることが非常に大切になります。「記入しましょう」と言われていることを記入することは、その第一歩です。
 2,集中できる
時間を計っているときといないときでは、どちらが集中できるでしょう?やっぱり時間を計っている方が集中できますよね。毎回の宿題の、集中度が自ずと異なってくると思います。
 3,失敗の原因を考えられるようになる
故意に時間を記入しない子には「もし、早くできなかったらイヤだなぁ…」という思いがあると思います。要するに、失敗が怖い。
でも、どんなに逃げまくっても、いつかはやってしまうのが失敗です。
だから、失敗を避けるよりも、失敗したときにどうするか、を学ぶことが大切です。
「開始・終了の時刻を書く」という些細なことですが、書くことが習慣になっていれば、目標時間を大きくオーバーしてしまったときに「なにがまずかったのかなぁ…」と考えることができます。
つまり、失敗から学ぶ経験ができる。
この経験の有無は、後々、大きな差となります。

以上の理由から、日付・名前・開始と終了時刻の記入は、とても大切なルールだと思います。
おろそかになっていた人、ぜひ、本日の宿題からでも、実行してね☆