本当に寒い今日この頃。
本日の教室内は大変寒かったので、開始1時間前から石油ファンヒーター全開で暖めていました。
夏にクーラー全開で冷やしておくことはよくありますが、冬にこんなことしたのは、初めてかもしれません…

よく、KUMONの算数・数学には文章題が無いと言われますが、実は、文章題もあります。
たし算の箇所ではたし算、ひき算の箇所ではひき算の文章題が、それぞれの課題が終わりに近付いた頃に出題されます。
KUMONのプリントといえど文章題なので、ちゃんと単位を付けて答えることが必要です。
この、単位を付けるということを、苦手とする子どもがかなりいます。
文章題なのに、計算した数字だけを書いてきて、お直しになってしまうのです。
「どこがちがうん!」
「これは文章題だから、聞かれていることにちゃんと答えないと○にならないの」
「なにソレ」
「ほら、ここで『何本ありますか』って聞かれているでしょ。だから計算の答えに『本』って付けないと」
「な~んだ」
しかし、この説明では不十分な場合もあったのです…!
文章題の答えに数字だけ書いてきたA君。
この説明を受けて、単位を付けてきました。
その、お直ししたプリントを採点してみますと…

「(答)245 いくら」

○円の鉛筆を□本買うと、いくらになりますか、という問題でした。
たしかに、何円ですかとは、書かれていないのです…!
「A君、値段を聞くときに『何円ですか』の他に『いくらですか』っていうの、知ってる?」
「知ってる」
「そしたら、『いくらですか』って聞かれたときも『○円』って、円を付けて答えるんだよ」
「わかった~」
大人にとっては当然のことでも、子どもにとってはそうではありません。
そして、大人がそんなの当たり前!と考えていることが、子どもの理解を妨げていることも。
A君のおかげで、そのことに改めて気付くことができました。
A君、どうもありがとう!