今日は朝からどんよりしたお天気で、教室開始頃には本格的な雨。
外が暗いと時間の感覚がおかしくなります。
うわー、こんな遅いのにまだ小学生全然終わってないやん!と時計を見たらまだ5時半でした…☆

くもんの国語は「問いにしっかり答えること」を重視しています。
「~は、どういうことですか」という問題文であれば「○○ということです」と答えます。
文章の中で漢字で書かれている言葉をひらがなで解答してしまうと、正解ではなくお直しとなります。
また、文章中の言葉をきちんと使うこと、それも解答の形式によってはそのまま抜き出すのではなくキチンと変化させることも要求されます。
小学校の国語の授業ではなかなか学習しないことなので、子どもたちにとってかなり難しいことです。
小5のA君。
戦時中の体験談をベースにした物語のプリントに取り組んでいました。
日常とはかけ離れたお話ですので、イメージするのが難しい。
「『  』空襲」の『  』になかなか正解の言葉(『はげしい』)が入りません。何度もお直しをしていました。
苦悩の末、A君が導き出した答えは、何と!
『ヤバい』空襲!!
心の中で大笑いしながら、A君を呼んで話しました。
「あのね、A君の気持ちはすご~くわかる。でもね、国語の問題に答えるときは、こうした『話し言葉』は使わないのよ。文章の中にある言葉で、ヤバいって感じの言葉はない?」
「そんなら、『はげしい』でいいの?」
「そうそれ!ちゃんとわかってるやん!」
「な~んだ。何か違うコト言わなあかんと思っていた」
「そういうときはね、問題に『自分の言葉で』って書いてあるの。書いてないときは、文章中の表現を使って答えればいいの。OK?」
「オッケー!」
国語って正解がないから難しい、勉強しても無駄、なんてことを時々耳にします。
けれども、ある問題に対する答えというのはちゃんと用意されているので、国語にも正解があるのです。
A君は一生懸命考えて、正解にたどり着きました。
よくがんばったね☆