GWも終わり、学校の授業も本格的になるシーズンです。
昼間は「もう夏?」と思わせるような暑さで、子どもたちからは「クーラー入れへんの?」の声も聞こえます。
たしかに暑いけれど、このくらいでクーラー入れていたら、京都の夏は越せません…

A君の算数は、今日から「たす2」に入りました。
くもんの足し算は、それまでに学習した「数のならび」を利用して学びます。
「たす1」は次の数を、「たす2」は次の次の数を書く、というやり方です。
「今日から『たす2』だから、次の次の数を書くんだよ。できる?」
「うん!」

学習開始当初はしっかり「次の次の数」を書いていたA君。
ところがどこかでフッと集中が途切れてしまったのでしょう。
途中から、全ての問題の答えが、書きなれた「次の数」になってしまいました。

さて、お直しの時間です。
最初は黙々と取り組んでいたのですが、途中でイヤになってしまったようで、わざと大きな字を書いたり、落書きをしたりと、ふざけはじめました。

そういえば、A君がこんなにもたくさんのお直しをするなんて初めてのこと。
間違えてしまった自分を、認めたくない気持ちもあったのだと思います。
だからこそ、しっかり伝えないといけない…!

「A君、間違えることはちっとも悪いことじゃないんだよ。だけど、間違い直しをしっかりやらないのは悪いことなんだよ。ふざけてないで、ちゃんとやりなさい」

悪いことをしている…と自分でもわかっていたのでしょう。
でも、一度ふざけてしまうと、子どもは心の底で真面目にやりたいと思っていても、自分だけの力ではなかなか元の状態に戻れないものです。
ときには叱ってでも、子どもが戻りたい場所に戻れるよう、大人が手助けすることが必要です。
A君は、素直に落書きなどを消し、再び間違い直しに取り組みました。
そして最後までやり遂げました!
本当によくがんばったね☆